商工会議所は、その名が示すとおり商工業者の団体です。その発祥は、フランスの海運業者によってつくられたとされていますが、今では世界中のほとんどの国に同じような形でつくられています。そして、何よりの特徴は、その地域の大から小、そしていろいろな業種の人々が協力して、自主的に民間の力で運営していることです。
日本の商工会議所も、古い歴史を背景として発展してきましたが、現在の制度は昭和28年に制定された「商工会議所法」という法律によって運営されています。
その法律の第6条には「地区内における商工業の総合的な改善・発展を図るとともに、社会一般の福祉の増進に資することを目的とする」とあります。商工会議所は地域総合経済団体なのです。
法律に定められているとはいえ、お役所ではありません。地域企業の繁栄のため、個々のお店や工場の経営に関する様々なお手伝いをする一方、外部から進出してくる大手企業と、今まで地域を支えてきた地元の企業・地場産業の立場を守り、調整することも重大な仕事の一つです。そして、地域を代表する大企業も小企業に手を差し伸べ、一緒になって産業振興や街づくりを進めています。
従って、その運営費である会費も規模の大きな企業や当所の役員・議員企業が率先して負担するという光栄ある団体です。会員がお互いに助け合うために、各種の共済制度や国の支援制度を活用し、地域の企業が発展するための活動を行っています。
あなたの企業の繁栄のためにも商工会議所へのご入会をお勧めいたします。
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